ただいま入庫中のダンク(AF74)ですが、どうも水没したらしいです。
この時期、珍しいとは思ったのですが、天候ではありません。
工事による水道管破裂により大量の排水を被ってしまったとのことで、水圧が保安部品を壊してしまったようです。
その時は大丈夫だったのですが、その後水に触れた電球類は熱を帯び、後日切れたわけですね。
切れたのはヘッドライト球のみですが、ついでにウィンカー球も交換してみましょう。
このダンクですが、前期型をAF74、後期型をAF78という型式チェンジを行っており、排ガス規制により変更となっています。
そのいずれの型式においても、今回は対応可能です。
前回の記事でフロントヘッドライトカバーは外れているので、外したところからスタートします。

ダンクの場合は、フロントカバーにヘッドライトとウィンカーなどの保安部品が組み込まれているタイプとなります。
ごっそりフロントヘッドライトカバーを外すことで、両方の保安部品をチェックすることができます。

まずはウィンカー球です。
これは左右両側同じ作業となります。
このグレーのソフトソケットを反時計回りに半回転回すと、すんなり外れます。

電球はオレンジ色です。
これが厄介なところで、ガソリンスタンドなどにはこのオレンジ色の電球は在庫していないと思われます。


ソフトソケットから電球を引っこ抜きます。
ウェッジ球というのが正式名称です。
12V10W T13 というキーワードで出てきます。




次に、ヘッドライトに行きましょう。

このゴムの防水カバーのツマミを握って引っ張ります。

こんな形状の防水カバーです。

バルブ押さえのアングルを外側にかわします。
これでフリーになります。

引っ掛けを外すだけです。

あとはバルブを外すだけ。

バルブ形状は、12V35/35W の HS1タイプ です。
ちょい昔の中型二輪はぜんぶこれでしたが、最近はホンダとヤマハ原付バイクに多く採用されています。
ざっと対応表を上げると、
【HONDA適合車種】|クロスカブ|グロム|ジョルノ(11-)|スペイシー125|スーパーカブ50プロ(AA04)|スーパーカブ110プロ(JA07、JA10)|ダンク|ディオ110|フォルツァSi|ベンリィ50/110/プロ(AA03/JA09)|リード125|レブル(94.2-)|CBR400F エンデュランス|PS250(丸目2灯)|SH-mode|XLR250バハ|
【YAMAHA適合車種】|ギア/ニュースギア(07.10-)|ビーノ/DX(04.3-)|ビーノモルフェ|マジェスティ/C(00-06、5GM、5SJ)|BW’S(12-)|FZ750|YZF1000R|VOX/DX|
【SUZUKI適合車種】|カタナR|グラストラッカ―/ビッグボーイ|スカイウェイブ250/400(2灯式 -06.4)|バーグマン125|GSX400/750R|RG125Γ|RH250|SX125/200R|
【KAWASAKI適合車種】|エプシロン250(2灯式)|Dトラッカー125|KLX125 |
となります。
保安部品の故障は、特に東京都内を走る上で、格好の白バイの標的になる納税製造機となってしまいます。
最低でも1週間に一度はチェックして、DIY交換ができる箇所はDIYで備えましょう。
このダンクのヘッドライト交換の場合は、おそらく作業工賃含め、5,000円ほどは掛かる作業となります。
節約できるモノならしたいですよねー
そんなユーザーさま、参考にして頂ければと思います。
ではでは。








