ココんところ、4スト原二の入庫率が高く、修理に明け暮れているわけなんですが、試乗すると、その俊敏さに驚かされることが多くなりました。
一昔前にあった、2スト原二の加速感を彷彿とする加速を見せるようになって来ました。
これはわざわざ中古車店で程度の粗い原二を探す必要もなくなって来たというもんです。
確かに、初期のヴェクスターやシグナス、スペイシー系などは、もったりとしていて乗る気にもならなかったんですが、PCXやアクシスZ、アヴェニスなどはイイダッシュをします。
ちょっと脳みそ置いてかれる、あの感覚がありますもんね。
いよいよ4スト熟成期という感じです。
環境にも良ければ、静寂性も大したもん、燃費も良ければ、取り回しや安全性も高い。
言う事ない。ふつーは。
でも、でも、荒っぽい2ストが好き。
というユーザーはまだまだ多く、今回作業する、このアドレス110(CF11A)もファンが多くおります。
今回の作業はフロントカバー脱着法なのですが、これは、前回のフロントパネル脱着法のレクチャーを先行してやってから という流れになる。
さらに、サイドアンダーカバーも外れていないと進まないので、注意。
フロントカバーを外す必要性として、メインキーの交換時やケーブル類の交換、足廻りの入れ替えの際は必須となります。
ヘッドライトが絡むので少々重量のあるパーツですが、順を追ってやってみたいと思います。

パネルが取れているとこんな感じになっているはずです。
ヘッドライトのちょい上辺りに、2本の#3プラスネジがあるので、これを外します。

次に、ぐっと下方に行き、前回の作業でサイドアンダーカバーが外れていると思うが、この中に#2プラスビスが留まっている。
左右両側にあるので、計2本外します。


フロントフォーク奥にも、プラスタイプのアンカークリップが留まっている。
これはインナーフェンダーと留まっている。
反時計回りに半回転回すだけで、クリップが浮いてくるので、そのまま引っ張れば外れる。





グローブポケットの奥に2本の#2プラスビスがあるので外す。


さらに、ステップ前方部に左右両側で#2プラスビスが留まっているので、外します。
一体、どれだけのビス、クリップで留まっているのだろーか・・・と思うだろーが、これで最後だ。


あとは全体を手前に引っ張るだけ。
特にキツイツメなども無いので、ぼろんって感じで外れるはずだ。

おっと、ヘッドライトコンビネーション用の6極コネクターを引き抜きます。

古い車種なので、コネクター端子が劣化している可能性もある。
外したついでに端子のチェックも忘れないように。

これでフロントカバーが離脱しました。
なんか、中の電装系にまとまりが無い感じはしますよね。
セルリレーがこの位置にあるということは、フロントパネルを外しただけではイジれないわけで、ちょっと不便でもあります。
雑な取り回しということもあり、電装系トラブルが起こると厄介なんですよねー
ではでは。










