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【マニュアル】ベンリィ90(ギヤ車)アクセルを回すとエンストする症状をキャブ洗浄でバッチリ直す技!
一般的にマニュアル車というのかな?
ギヤ付きバイクのこと?
最近は、原付バイクも、オートマ・マニュアル車というのかわかりませんが、クラッチが付いたギヤ付きのCD90、いわゆるベンリィ90(HA03)が入庫。
久々にギヤ車を見たなー って感じです。
どうやら、アクセルを開けるとストン・・・とエンジンが止まってしまうという案件。
工場のお近所さんのバイクなんですが、イイよねー CD90。
大好きですね。
すべてのパーツにムダが無く機能的、かつ、洗練されていて美しいですね~
しかも、乗る楽しみもしっかり味わえる、カブみたいなギクシャクな乗りにくいギアチェンジでなく、クラッチ操作でしっかりスムーズ。
バイクなんて、これ以外要らなくね?
っとか思ってしまうほど、最高の名車ですね。
本題に戻れば、なぜ、エンストするか?というと、キャブのスローか、またはサブジェットがゴミ詰まりを起こしているということですね。
キャブも丸見えで、ほんとーに楽ちんな作業なので、一度、順を追ってやましょーね。
この作業、ベンリィ50(CD50)・ベンリィ50S(CD50)にも対応可能です。
まさにキャブレターの中のキャブレターって感じ。
男前です。
まず、燃料コックをON→OFFへ。
RESというのは、リザーブの意味で、通常は使いません。
フューエルホース、引っこ抜いてしまいましょう。
正面から見て8mmネジでインマニと留まっているので、これを外します。
次に、エアクリーナーダクトのリングネジを緩めておきます。
外れない程度に最大限緩めましょう。
スロットカバーを反時計回りで緩め、外します。
ニードルが汚れているので、掃除しておきましょう。
キャブが外れたら、フロートチャンバー部の2本の#2プラスネジを外します。
パッキンで外れにくいかも知れませんが、少し引っ叩くことで外れます。
中はガソリンが腐って汚い状態ですね。
フロートピンを確認。
しかし、だいぶ汚れてて、メインジェットもぬたぬたです。
ピンを抜きます。
これが、フロートバルブです。
黒いゴム部分をよく掃除しておきましょう。
この黒い部分が汚れているままだと、オーバーフローという現象が起き、コックをONにすると、ジャージャーとキャブからガソリンが漏ります。
また、変に段付き摩耗が起きている場合は、残念ながら交換となります。
ちっこいクセに、3~4千円はするパーツなので、痛いですよ。
こちらがメインジェットセットです。
2ピースになっているのですが、同時に外しちゃいます。
上のメインジェット部分もそうですが、下に小さい穴がいっぱい空いてますよね?
それも大事なんです。
しっかりひとつひとつの穴が通っているか確認しましょう。
マイナスで外しているのが、サブジェット。
ベンリィの場合は、サブジェットとスロージェットが兼用です。
こちらの穴が小さい穴なんですが、アクセルを開けて止まる原因となります。
あとは、チャンバー部にキャブクリーナーを溜めて、すべてのパーツを漬け込みます。
そうですねー 6時間も漬けておけば、キレイになるのではないでしょうか。
本体側は漬け込むのが難しいので、こうやって吹き付けて、とにかくピカピカ状態にしましょう。
今回はそれほどひどくはない汚れなので、こうした方法で十分キレイになります。
あとは、各パーツをキレイにして、最後にキャブクリーナーを吹き付けたまま、組み上げて行きます。
溶剤とガソリンが馴染み、エンジンバルブの当たりを良くしてくれますので、乾いた状態ではなく、キャブクリーナーがたっぷり付いた状態で組み上げましょう。
修理後、ひじょうに調子良くなりました。
チェーン調整をして、納車ということになりましたが、皆さんのベンリィもDIYメンテやってみてください。
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