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今回は車種別マニュアルではなく、原付バイク、全般、イヤ、ネジ切ってしまった場合全般に使える裏技になります。
DIYメンテナンスをしていると、ネジを逆に回してしまったりしてネジ切ってしまうこともあるだろう。
それは初心者に多い事例だが、慣れている場合だとしても、ネジの芯まで錆び切っている場合や、クロームメッキという加熱処理がかかっていると、サビ固着することが多く、発生する。
そのネジを回そうとがんばった時に、ポキっと折れるわけだ。
あ~~~ おわった~~~
となるだろうが、ネジはポキっと折れたとしても、取らずんば、ネジ穴を復活できるということを覚えておこう。
今日は、その代表格?でもある、ヤマハビーノのメッキミラーで実践してみたいと思う。
このミラー、ポキポキ折れるんで。
前述したとおり、クロームメッキがかかっており、アルミの計器ボックスにやたらと固着するクセがあります。
今回も外そうと努力しましたが、最後はポキって感じです。
ネジ穴復活を実践してみましょー
見事ですね。
ま、その時はムカつくんですけどね。
ちょっとだけ出っ張ってるのがわかりますかね?
これはあとで締め付けした際に邪魔になるので、フラットにします。
ベビーサンダーでカンタンに削っちゃいます。
派手ですが、そんなに熱くないですから。
ま、こんなもんでしょ。
まずはポンチを打ちます。
この打つ場所なんですが、真ん中でイイです。
あとで説明しますが、あんまり避けるより真ん中にしておいた方が失敗しないですね。
このポンチをガイドにしてドリル穴を開けます。
下まで貫通することはないので、逆にゴミは詰まりますので。
まずはこのぐらいの穴から始めて、最終的に7.0mmまで広げます。
そして、この穴の位置なんですが、実は、真ん中ではマズいんです。
そうすると、固着したまま切られたネジがあとで飛び出て来るので、少しズラすのがコツ。
ただし、最初のポンチをズラすと、ドリルの段階でかなり穴の位置がいびつになります。
それは、ミラーボルトと計器ボックスの材質硬度が合わないからです。
ドリルは柔らかい材質の方へ逃げて行きますので。
穴が7.0mmまでにしたら、タップ錐で、M8.0のネジ穴を切ります。
原付バイクの大半が、このM8ネジなので。
ただし、最近の原付は、ほぼ逆ネジを採用しているので、この方法を使う場合は、ミラーの買い直しが必要になりますので。
タップをねじ込み、軽く抜く。
これを2回やれば、ほぼ大丈夫。
キレイにタップが切れているのがわかりますね。
ミラーを付けてみましょう。
あっと、若干浅かったみたい。
でも、しっかりねじ込めているので、あとはミラーナット側を締め込んであげればOK。
やりましたね。
成功です。
今回の個体はビーノのSA10Jという車種だったんですが、右は逆ネジ、左は正ネジというわけのわからない仕様。
折れたのが左だったので、正ネジタップを切ることで対応できました。
逆ネジタップというモノもあるのですが、ネットで探すのは難しいかも知れませんね。
その時は、正ネジのバックミラーを買って装着して下さい。
また、車種によっては、M8のタイプもあれば、M10のタイプもあります。
よーく調べて、バックミラーと穴径をあわせて、かつ、タップも合わせてDIYして見て下さい。
ではでは。
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