2024年3月1日より受付電話番号を廃止し、全ての修理予約は公式LINEからとなりました。
値上げ値上げで大変です。
出張業社としては、ガソリンの高騰がまず響いています。
とにかく車で出動し、エンジンを掛けながらの作業となりますので、一度出たら、ほぼエンジンは止められませんし、バンタイプの商用車は、それほど燃費も良くありません。
街乗り7.5kmって感じです。
あとはパーツ代金に関しては、ほぼ、全商材が上がりましたが、こちらは微々たるモノなんですが、実は、タイヤ処分費や廃油処分費、産廃費などがやたらと高くなりました。
故障した原付バイクは、一昔前は無料で捨てられたのですが、今は、もうダメ。
一台単価で1万円はお客様に頂かないと、処分できない状況になってしまいました。
ガッチャの場合、輸出屋さんに持って行くことは、ほぼ無いのですが、前に一度、珍しい原付バイクの処分が入り、その車種をたまたま持って行ったら、高額買い取りとなりました。
それが、今回ご紹介するチャンプCX(3FC)です。
エンジン不動、キック正常作動、欠品なし、3万円で取りましたんで。
びっくりです。
若い人は知らないでしょーが、チャンプ50というスポーツバイクがあったのですが、シートを開けると、物入れになっておらず、そこにガソリンタンクがあったんですねー 昔の原付は。
これをメットが入る小物入れを付けたのが、ヤマハのボクスンという車両でした。
そのボクスンのシステムをスポーツバイクのチャンプに採用して発売したのが、このチャンプCXです。
発売は1988年とバブル絶頂期で、日本が活気があった頃。
当時は、どんなバイクを作り出せば、ベストセラーになるぐらい、とにかく街のバイク屋で新車が売れに売れ、ホンダやヤマハ、スズキ、カワサキとメーカー契約を出来た時代なんです。
おそらく、当時で、年間100台ぐらい売ることが出来れば契約できたんですよね。
そして、そのノルマ100台を、ふつーの立地で店員2~3名ぐらいでやってるバイク店が、なんと1ヶ月で売っていた時代です。
街のバイク店で、年間1000台ですよ!?バケもんです。
聞けば、原チャリ2台買ってくれれば、チャリンコ1台を無料であげるとかゆー叩き売りもざらだったよーです。
その時代に商売やりたかったもんです。
そして、その当時、このクラスの原付スクーターで、だいたい乗り出し10万円そこそこです。
景気がイイですし、一家に原チャリ3台とかあったところもちょいちょいありましたよね。
今の時代に置き換えた場合、おそらくiPhoneの型落ちぐらいな金銭感覚で原チャリを買っていたと推測できるので、新型の魅力的なスクーターが、令和の今、@7~8万円ぐらいな金銭感覚だったんじゃないかと思っています。
たしかに、その価格帯で通勤や用足しで便利なスクーターが手に入れば、買いますよね。
ま、法規の問題やら、コンプラ問題など、今はうっせー縛りがいっぱいあるんで、おいそれバイクに乗れる時代では無いですし、安ければ売れるってもんでも無いとは思いますけどね。
そんなイイ時代の原チャリを、今、落ち着いてイジってみる時間ってのもイイかも知れません。
今回、フロントカバー外しの画像が残っておりましたので、保存版として、大きい画像でレクチャーしておこーと思っております。
まずは、フロントカバー正面の3本の#3プラスネジを外します。
ウィンカーがビルトインしているフロントカバーです。
ちょーど、ステップの前方、左右両脇にヤマハマークがある、メクラカバーがあります。
これをマイナスドライバーなどでこじって取ります。
このメクラカバーを外した奥に、#2プラスビスがあります。
こいつを外します。
左右両側にありますんで。
あとはツメだけ。
特に両脇のツメが固めにハマっているので、折らないように慎重に外して下さいね。
あとは、ウィンカーのコネクターがあります。
2極コネクターをツメを押し下げて外します。
これで、外れましたね。
バッテリーやら、メイッキーやら、露出しました。
昔の原付スクーターは単純でイイですね。
こうして遠目で見る限りでも、どこがどー繋がっているか、どこが断線しているか、どこを外せば取れそーなのか、ハッキリわかります。
とにかく、電装系が集中しているのが、イイですよね。
次回は、バッテリー交換でもやってみましょーね。
ではでは。
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