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【マニュアル】こムズかしいアドレスV100(規制前)の重た~い純正マフラーを取り外す方法 4.67/5 (6)

V100のマフラー脱着法
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ネット広報部(大谷っち)

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いわく付きの車両が定期的に入って来ます。

どっかの中古車屋さんで買ったアドレスV100(CE11A)なんですが、一度、不具合が出てガッチャを利用した時からのお客様です。

この個体がいわく付きなんです。

型式はCE11Aという初期型のはずなんですが、マフラーからキャブから配線に至るまで、すべてがCE13A型に替えてある、めちゃくちゃバイクです。

おそらくフレームの載せ替えをしたマンション処分系の車両だったのでしょう。

つまり、オーナー不明の処分バイクをバラして、出処がしっかりしているフレームに載っけ替えて商品化してしまう手法です。

中古車業界にはザラにある話しです。

一部が初期型、一部が後期型になっているので、セッティングがばらばらで、マジ、ちょーし悪いんです。

今回、純正マフラーを初期型のタイプでお客様自身がヤフオクで手に入れたということで、換装することとしました。

その過程での作業となります。

マフラーに至っては、排ガス規制前規制後で、変更点があります。

エキパイ部に調整チャンバー用のダクトホースが出ているのですが、その調整チャンバー自体が装着されていないので、単に排気漏れしていたんですよね。

なので、今回、純正マフラーへと付け替えを行ったので、その逆解説となります。

V100のマフラー脱着法

なかなか程度のよいマフラーを見つけましたね。

外す場合は、エンジンに接続されるエキパイ部を見なければなりませんが、これが、ひじょーに見にくいはずです。

V100のマフラー脱着法

エンジンハンガーとフレームの間が狭すぎるのが良くないんですよね、この車種は。

目視しながら作業を進めるのは、まずムリです。

あらかた勘で行う必要性あるので、こうして画像で確認しておくとイイと思います。

2本の6mm六角ボルトを外します。

V100のマフラー脱着法

手動工具なら、六角レンチのわりと長いオフセットがあるタイプがイイでしょう。

それになんらかのアームに被せるモノがあるとイイです。

V100のマフラー脱着法
V100のマフラー脱着法

センタースタンドの後ろ側から工具を突っ込むとまっすぐに掛かります。

V100のマフラー脱着法

短いほうだと力が入らないので、なにかソケット的なモノを被せて、アームを長くする必要性があるんです。

この辺は臨機応変に適切な工具を探してみて下さい。

V100のマフラー脱着法

これ、まだ錆びていないので、すんなり回りましたが、通常、サビサビですからね~ V100のネジ類は。

もし、どうしても目視できなくてイラついてしまった場合は、車体を寝かして作業するのもアリです。

V100のマフラー脱着法

こんな風に車体を寝かしてしまうと、楽ちんですよ。

ただし、キャブからガソリンは漏って来ますので、それなりの場所でやって方がイイでしょう。

V100のマフラー脱着法

エキパイ部が外れたら、脇のボルトを外したいのですが・・・あらま、ボルトが見えないですね。

これも厄介な部分なんですが、まず、エアクリーナーのディフィーザーを外す必要性があります。

2本の#3プラスビスを外します。

V100のマフラー脱着法

さらに、マフラーと留まるエアクリボックスの#3プラスネジを外します。

これは10mmソケットでも外れます。

V100のマフラー脱着法

あとは一瞬でイイので、エアクリボックスを持ち上げます。

そうすることで、マフラーの12mmボルトが2本見えて来ます。

V100のマフラー脱着法

すると、ゴトっと取れます。

くそ重たいです。

V100のマフラー脱着法

このマフラーは状態は悪くないのですが、ちょうどこの部分、排気チャンバー部なんですが、雨水が溜まってしまう構造になっているんです。

ハッキリ言って欠陥設計です。

この部分がやたらと錆びて穴が空きやすい部分なので、外したついでに金ブラシを掛けて、耐熱スプレーでもしておきましょう。

耐熱ペンキでもOKです。

V100のマフラー脱着法

やっと外れましたね。

まったく、大変な作業です。

なんで、こー、イジりにくいかね?V100。

この車種に関してはDIYメンテナンスはあまりオススメしません。

なにせやりにくいので、ユーザーがバイクイジりがキライになっちゃうのがイヤなんですよね。

なんかトラブったら、ガッチャに修理依頼を出して頂くのがイイですね。

ではでは。

今回の記事はどーでした?

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