今でこそシート下にヘルメットが入るスペースがあるのが当たり前でしたが、25年前はまだ、ガソリンタンクがそのスペースを占領していました。
その頃、それが当然であり、わたしが高校時代には、DJ1、チャンプやHiなどの軽快スクーターを直っキャブにして、乗り回しておりましたが、その全てが、シート下はガソリンタンクでした。
そもそも、ヘルメットの着用義務が無かったわけですから、そりゃ要らないよね。
そうした時代におばちゃんたちがこぞって乗っていた、軽くてちっこくて安いバイクが、今回紹介するミント(1YU)でした。
フルオプションで8万円前後で買えた記憶があります。
そのお気軽感が功を奏し、売れに売れ、他のバイクがメットイン機構を採用し、割高感が増す中にあり、お買い得の廉価スクーターとして、堂々ラインナップを残すことになりました。
つまり、メットイン全盛時代にもしっかりラインナップして、しっかり売れていた大人気スクーターだったんですよね。
たしかにおばちゃんたちのお買い物バイクは、フロントにカゴを付け、リアキャリアにさらに大きなカゴを付け、スーパーの袋をさっと入れられるメリットがありました。
だって、メットインスペースがあったって、ネギやごぼうは入らないでしょ?
入ったにしても、ネギやにらの匂いがヘルメットに・・・・w
それだけ支えてるユーザーが居たわけですね。

今回、そんなミントをイジるわけですが、この令和時代にそんなことをレクチャーしてみても仕方ないように思うんですが、画像が残ってるんで埋もれさせておいても仕方ありません。
ちゃんと世に出して行こうと決意しましたんで、やっちゃいます。
ヘッドライトアッパーカバーの取り外し方法をやってみます。

前回の作業でフロントパネルを外しましたね。
外してあると正面から見やすいのですが、首の部分に2本の#2プラスビスがあるので、これを外します。

次に、ハンドルを切ってみましょー。
ウィンカー下方に、アッパーカバーとウィンカーアッシーを留める#2プラスビスがあります。
これを左右両側外します。







ウィンカーをぽろんと外すと、フレームに留まる#2プラスネジがあります。
M5のネジです。
これをやはり、左右両側外します。

ヤマハのツメなので、ほぼ効いていません。
ネジ類を外すと、カンタンに外れるはずです。

ヘッドライトアッパーカバーを外すと、各ケーブル類などが露出します。
とりあえずブレーキの戻りをチェックしてみると、いまいち戻りが悪く、こうしてレバーとホルダーの間に隙間が出来てしまいます。
ケーブルの内部がサビてて動きが悪くなっているようです。
次回はブレーキケーブルの交換方法なんぞをやってみたいと思います。
ではでは。