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板橋区@アドレスV100の電装系異常
突然、バッテリーが効かなくなった。
こーしたご依頼ですが、実は、それほどカンタンではありません。
現場で決着出来る確率は、ひじょーに低いと考えてイイでしょう。
V100の難儀する電装系トラブル
突然 というトコロが大事です。
もし、じょじょにセルスターターなどが弱くなった という場合は、理解出来ます。
でも、突然 というコトになると、何らかの突発的トラブルが、込み入って起こっていると考えたほうがイイです。
トラブルの基本ですが、故障は、小さい不具合が積み重なって起こっているので、実は、突然 というコトは絶対無いのです。
必ず、前兆があり、それを感じるコトが出来るか!?
これが、スマートに直す、ユーザーさま側のコツなのです。
おそらく、今回のご依頼のV100も、前兆はあったと思います。
ですが、突然起こったと思う症状。
セルが突然効かなくなった とのコト。
まず、バッテリーを引き出し電圧を調べると、それほどでもない。
たしかに、低いので、100ccのエンジンを回すには不適格。
ですが、やはり、ヒューズが飛んでいました。
ヒューズを入れ替えて終わりではありません。
なんと、入っていたヒューズは、25A。
ありえません。
24V車じゃないんだから。
電圧とヒューズの関係は、同じ数値と考えて良いので、通常は、12Vなので、12より下、10Aか、7.5Aが普通です。
10Aのヒューズに入れ替えてみるモノの、すんごい配線が熱くなっている様子。
当然、すぐに切れてしまいました。
これは、テイクアウトで、配線を調べ直さないと、イケません。
まずは、通電を調べるも、全て正常・・・ と思ったら、ウィンカーリレーからの配線、そして、ボディアースに異常が見受けられました。
ただ、いずれも、配線の皮膜が溶けて接触している二次的なトラブル。
とりあえず、しっかり直して、ヒューズは飛ばなくなったモノの、なんか、釈然としませんね。
つまり、不具合によって熱で配線が溶けているトコロを発見しただけのよーな感じがしてなりません。
根本的な不具合がどこかにあるよーな気がします。
気がしますが、お客さんにも都合があるので、この状態で納車し、様子を見て頂くコトと致しました。
ん~~~ ま、こんな時もあります。
また、不具合が出たらご連絡下さいね。