2024年3月1日より受付電話番号を廃止し、全ての修理予約は公式LINEからとなりました。
オーバーホールより載せ替えがお得!ビジネス車ギアの7万kmからのリスタート
ガッチャでは、配達で使っているビジネスバイクの場合は、保守契約をしない飛び込み修理はNGです。
個人使用の場合は、ベンリィでもカブでもメイトでも修理可能なのです。
バイクが一緒なんだからイイでしょ?とか思うでしょうが、大きく違うんです。
まず、業務用車両は、その酷使具合から純正品以外、中古パーツに至っても使えないので、パーツコストが上がり、もともと修理コストを考えている管理体制なので、修理予算が合わないんです。
社外品なんぞ入れた日には、1ヶ月持たずクレームですから、普段在庫しているパーツ群ではアウトです。
一般客の場合は、バイク自体が通勤やお買い物に限られているので、それが社外パーツでも中古パーツでも使って、修理コストを下げる方がむしろお客様に喜ばれるわけで、そこに大きな違いがあるわけです。
その中でも、定期修理契約をしている会社さまの配達バイクは、しっかりと契約内料金の中で行っております。
消耗品パーツは、一般のお客様よりお安くしていますし、出張費や工賃も安くしています。
ただし、一ヶ月に必ず1回10台以上という条件を出させて頂いております。
そうした契約車両の中に、ヤマハのギア(UA08J)が入っており、6万kmを超えたあたりから、トラブルが頻発して来ます。
一番の不具合は始動性の悪さ、これは圧縮比の低下で、ついで、クランクベアリングがゴロゴロ言い出す場合、あとはオイル漏れ、クーラント液のエンジン内混入ってところでしょうか。
ウォーターポンプがいかれて水温がバンバン上がるケースも多いですね。
こうした症状が2,3重なった場合は、エンジン下ろして分解して、パーツ取り寄せして、組付けて、また載せて、その他の消耗品の面倒見て、試乗して~ なんてやってると、すぐに10万円になってしまうんですよね。
新車価格30万円オーバーなので、10万円でも修理代が上がれば、1/3だし、御の字と見る経営者さまが多いのですが、こちらの手間がハンパじゃねーわけです。
このスピード時代にそんなこと、ねちこちやってられないってのもありますし、エンジン躯体がそのまま10万kmまで持つか!?と言えば、なんだか、そんな修理で二桁貰うってのは、ガッチャの方針に合わないんですよね。
精神衛生上よろしくない ってヤツです。
ならば、6~7万km走行を超えた辺りで、中古エンジンに載せ替えるのがイイんでないかと思うわけです。
どっちがイイか答えは出ていません。
中古エンジンは、できれば事故車両から1~2万kmぐらいのモノがベストですが、最悪3万kmエンジンですかね。
そんなモノを探し、エンジン単体で3~4万円ほどで購入するのがベスト。
なぜなら、車体から下ろす手間が省けないと意味が無いからです。
すると、他の車両と並行作業すると過程して、2~3日掛かる作業が、たったの2時間で終わります。
これはデカイ!
ごっそり駆動系やらラジエターやら、タイヤ・ホイール、ブレーキシューに至るまで、少ない走行距離のモノに切り替わると考えたら、こんなお得なことはありません。
もちろん、その購入したエンジン固有の不具合などがある可能性があるのですが、そーゆーリスクはあるにせよ、たとえ中古エンジン2基を用意したとしても、イーブンになるほどのメリットがあります。
今回も、そんなエンジン載せ替え案にて、換装を行ってみましたが、とても快調。
実際の修理費は7万円程度に下がりましたので、3万円ほどのお得と考えてイイですね。
つまり、購入したエンジンが1基ダメだったとしても、この差額分で、もう1基用意できるわけですよね。
ま、なにより躯体が若返ってるのが、気分がイイ!
この方式は、一般客の修理にも応用して行こうと思っております。
今回の修理詳細
● エンジン換装
● 修理費:77,000円