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カブのパンク修理は業界を失墜させる!?
雨もちらほらですが、スーパーカブのパンク修理のご依頼がありました。
しょーじき、車種がカブと言われると、テンション下がります。
全国的に、カブのパンク修理が安すぎるのが気になっているからです。
ガッチャの知る限り、カブのパンク修理で、500円とゆーのを聞いたコトがあります。
意味がわかりません。
意味がわからない理由をご説明しましょー!
きっと昔ながらのおっちゃんがやってる、古いバイク店なのだったのか、昭和の高度経済成長期の価格???
ユーザーの中でも、まだ、こーした価格でパンク修理ができると思っている方もおられるのではないかと思います。
このカブのパンク修理が、バイク屋稼業を収縮させたと言っても過言ではありません。
ま、過言かも知れませんけど、とりあえず、ガッチャの勝手な戯言を聞いてみましょーw
仮に、ふつーの原付スクーターのチューブレスタイヤのパンク補修が、ガソリンスタンドで1000円だったとしましょう。
修理にかかる時間が5~10分です。
これに対して、チューブが入っているスーパーカブのパンク修理の場合です。
チューブを引き出して、水に浸けて穴を探し、チューブを削り、油分を拭き取り、糊を塗り、パッチを貼り、叩いて密着させて、乾かして、水に浸して確認して、また、しまって空気を入れる。
修理にかかる所要時間は、30分以上かかる場合もあるでしょう。
つまり、先程の10分1000円 の対価で計算すれば、最低、30分3000円 は貰わないと合わないわけです。
通常のバイク屋の時間工賃が、平均で、1h/7500円 ぐらいとして、30分なら3750円になりますね。
500円は言い過ぎですが、こんな作業を1000円とか、1500円とかでやってるバイク屋が存在するのが、意味がわからないのです。
ユーザーにとってはありがたいコトでしょーが、業界にとってマイナスになっています。
なぜ、マイナスになるかっちゅーと・・・
その金額でやってしまうと、カブのユーザーがバイクを押して来ると、嫌がる心理が生まれます。
だって報酬に合わない仕事が、トコトコとやって来るわけですから。
この心理がマイナスに作用するわけです。
結果的に仕事にならない と仮定してみる場合、
- 報酬に合わない→バイク屋が断る
- 報酬を合わせる→ユーザーが断る
どっちが、印象がイイでしょーか? いえ、どちらが、印象が悪いですか?
結果的にパンクは直っていないし、利益にもなっていないですが、ユーザーがバイク屋とゆー稼業に受ける印象の問題なのです。
安くやるコトだけが、ユーザーのタメになるってコトではない とゆー証明になりませんか?
合わねーと思っている仕事を受け続けると、こーゆー負のループに陥るコトになるんです。
もちろん、安くパンク修理をやってあげても、ヒマだからいっかとしているならば、それ自体、何とも思いません。
とゆーか、そもそも、30分かかる作業で1000円、1500円の報酬で良し としているほど、慈善的な方がやってると思えないですけどね。
つまり、惰性?慣例?などで、我々同業の技術までも安売りをしているよーに思えるのは、ガッチャだけでしょーか?
戯言、終了!
そんなコトを踏まえての、今回のカブのタイヤ交換修理です。
そもそも、待ってる営業スタイルではありませんので、ガッチャの場合は、仕事を取りに行くスタイルです。
町のバイク屋さんとは立場が違いますので、料金設定も独自のモノです。
前述した時間工賃ではありません。
むしろ、探偵や法律事務所などと同一で、成功報酬と考えて頂いたほーがわかりやすいと思います。
そして、今回は、タイヤ・チューブのフル交換。
IRC(アイアールシー)井上ゴムバイクタイヤチューブ 2.25:2.50*60/100*70/90-17
雨ですが、もう慣れっ子です。
雨が降ろうと風が吹こうと、手元に狂いはありません。
しかし、しかしながらの・・・カブのチューブ交換は、手間がかかる。
BRIDGESTONE(ブリヂストン)バイク用リムバンド 18-17(2.25/2.50-17)
もうイイ加減、チューブレスにしてほしい。
21世紀には、車が浮いてるはずじゃなかったっけ???w
なんて考えながら淡々と進みますが、やっぱし、チューブタイプは、最後のタイヤをはめる作業時には緊張しますね。
チューブを挟んじゃ、元も子もないので。
組み終わると、やっぱし、新品のタイヤはイイねー ってなるんですよね。
そして、ユーザーからの「ありがとう!助かった!」の一言ですよね。
その言葉と一緒に報酬も頂けるわけですから、つくづくありがたい商売です。
この感動が湧く限り、まだ、とーぶんは修理屋は続くなこりゃ。