出張修理サービスをやってると、技術的に面だけではなく、諦めなければならない場合もあります。
今回の事例もそうです。
修理断念という決断も時に幸
我々修理業者がどこまでも技術を追求して、修理、復活させるコトは可能なんです。
それがどんな故障であろうと。
ただし、そこにはコストという壁があります。
今回の出張修理のケースがそれ。
ライブディオ(AF34)にお乗りのさいたま市のお客様、エンコ(エンジン故障)により、お困りのご依頼。
現着すると、明らかに経たりが伝わりました。
バッテリーの電圧は、11.8Vと、平常時の13Vに遠い数値。
これは、死んでます。
2ストバイクですから、エンジンがかかる、かからないは、バッテリーに依存はしませんが、プラグやメインキーの接点不良を疑ってみても、ダメ。
エンジンはかかろうとはするが、アイドリングしない状況。
キャブもあまり出張現場ではバラしたりはしないのですが、念のためチェックしてみるが、一度オーバーホールの必要性がありそうな感じ。
ただ、ここで相談。
これ以上の修理をする車体的価値がありますか? いつも、これをお客様には問答します。
あくまで我々の判断ではなく、お客様の判断を仰ぎます。
本日のお客様の場合は、これ以上の修理を断念するとの判断。
いろいろと判断材料は与えて、決めていただきましたので、出張費用とここまでの作業工賃を頂き、今回は終了するコトと致しました。
修理に踏み込むには、やはり、ある程度の年式が必要ですね。
実感したケースでした。