2024年3月1日より受付電話番号を廃止し、全ての修理予約は公式LINEからとなりました。
修理の肝はキャブにあり@放置トゥデイを直す
なに、この暑さ?29度とか?
夏・・・なげーなぁ~
水筒、タオルとゆー持ち物が増えるだけで、どーもめんどっちー生活になるもんす。
そんな暑さの中、川口工場にて作業中なのは、大田区から引き上げて来たトゥデイ。
何年か放置してしまった様子で、雨ざらし状態だったみたい。
現場確認の折は、かなり傷んでいるイメージでした。
放置された原チャリの状態ですが、そりゃ、そのユーザーの環境によって様々です。
青空放置だったり、駐輪場放置、砂利駐車場に放置、アスファルト駐車場放置などなど、その環境によって劣化が出る箇所が違うコトもあります。
例えば、シートカバーをかけて何年も放置した場合、とてもサビが回っていたりするケースがあります。
これは、風の通らない袋小路の脇に停めて、シートカバーをして放置してしまったケースです。
一見、雨風が直接あたらないのでサビは出にくいと考えがちですが、まったくの逆。
地面から湿気が上がり、シートカバー内にこもるコトにより、風通しも悪いコトもあり、あらゆるトコロまでサビが回ってしまうわけです。
いっそ、雨ざらしのほーが、固着部位は少なく済んだと思います。
ケーブルが固まった、キックが下りなくなった、ブレーキがロックした、様々な不具合を引き起こす、バイク放置。
もちろん、エンジン不動となるケースも大半を締めており、こーした放置トラブルを専門に修理するのが、ガッチャの放置パックなわけです。
マジ、便利っすよ。
この放置パックの基本的なステップを紹介すれば、
ユーザーからご依頼電話で詳しくヒヤリング&パック料金決定
↓
現場でパック料金の再確認 & 引き上げ
↓
工場にて詳細診断(バラし開始)
↓
修理開始(だいたいの修理納期判明)
↓
高圧スチーム洗浄作業
↓
試乗テスト & 朝一始動テスト
↓
ユーザーに納車日のお電話連絡
↓
納車 & お支払い
こー言った流れで定額放置パックを遂行するわけです。
今回のトゥデイの場合、AF61型式の場合、必ず言ってイイほど、キャブが詰まっていますので、まずは、キャブ洗浄となります。
ワコーズ CC-A キャブレタークリーナー 即効型キャブレター洗浄スプレー
通常、このぐらいのステップの時点で、納期は判明しますが、それほど急ぎではないユーザーが多いので、とりわけお電話は致しません。
最後の試乗テストまでは、何があるかわからないですし、そもそも、これまで何年も放置したバイクを、突如、何日までに!ってユーザーも居ないので、あらかた、ガッチャ合わせで日程は組まして頂いております。
キャブの分解作業は、細かいパーツも多いので、慎重に作業を進めます。
特殊工具も必要になる場合もあったりと、この辺りの作業は、いかにもバイク屋さんっぽいですよね。
そーそー、トゥデイや、ホンダ系キャブレターを外す際に、アクセルケーブルを緩めて外す必要性があるのですが、こんな短いタイプの12mmスパナなんてあると重宝しますよ。
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この部分は、あの工具。
ってのがあるんすよね。
こーして、最後のスチーム洗浄まで終えて、キレイになったバイクを、納車するわけですが、決まってユーザーさんは、セル一発で始動すると、驚きの言葉をあげます。
「おおお!かかるー」
やはり、放置パックにより、交換したり、洗浄したり、調整したり、全体的なコンディションが上がるコトにより、数倍モノ使いやすさ、乗りやすさが生まれるわけです。
ちょーしが悪いより、イイほーが、つまらないストレスが無いでしょ?
仕事でさんざんストレス抱えているのに、通勤時にも、さらにストレス受けたくないでしょ?
ノンストレスな快適な生活ってのは、そこにお金を使ったモノの特権なんです。
そんな有意義なお金の使い方をして頂ければ、うれしーなーと思います。
あ、もちろん、ガッチャに使って下さいね。
では。