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アドレスV125のFIランプ異常点灯の原因と対処法をDIYメンテユーザーがやった失敗談から学ぶ! 4.6/5 (5)

V125のFIランプ異常点灯解決法
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ネット広報部(大谷っち)

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原付が電子制御化されてもう10年も経とうという感じです。

大きく変わったのは、2サイクルエンジンから4サイクルエンジンになり、キャブレターからインジェクションに変更になった点でしょう。

原付バイクは、よりバッテリー駆動型の電子部品で制御されている乗り物になったわけです。

年々、電装系トラブルは増える一方で、その大半がECUやインジェクション制御に起因する故障が増え、機械的な分解修理という対処が取れないケースが増えました。

とは言え、電装系トラブルを引き起こす原因は、ほとんどが機械的なメンテナンス不良から来ているとも言え、単に電装パーツがいきなり壊れるということは、あんまり無いことなんです。

つまり、通常の消耗品や清掃メンテナンスを怠らなければ、電装パーツも故障を引き起こしづらいというのが、ガッチャの見解です。

例えば、クーラント液の交換サイクルを怠れば、ウォーターポンプが詰まり、センサーが感知しエンジン温度異常で制御が掛かり、エンジンストールとなるわけです。

これは電装系トラブルではないわけです。

この辺りがバイク屋さんで、一緒くたにされているケースが多く、原因の追求に至ってないことも多くあります。

そこで、この警告灯をしっかり把握すれば、しっかりトラブルが特定できるという一例として、今回、DIYメンテナンス好きなアドレスV125(CF46A・CF4EA)ユーザーがイジっている時にやらかしてしまった、失敗談を紹介したいと思います。

その失敗談は、FI警告灯が点灯し、エンジンが掛からなくなってしまったとゆー案件。

V125のFIランプ警告灯トラブルは、ひじょーに多い案件で、インジェクション関連や排気温度異常やら、センサー系に起因していることが多かったのですが、今回はちょっと違うようです。

セルも回らない、エンジンが掛けられないとゆーのは、なかなか重症です。

ただ、この警告灯の点灯方法によってトラブル箇所が判断できる、診断機能が備わっています。

V125のFIランプ異常点灯解決法

モードセレクト機能と言って、このV125だけじゃなく、レッツ4やディオ、ジョグ、最近の原付バイクのほとんどが、その機能を装備しています。

このモードに移行するのは、サーキットテスターコネクターを使う。

早速、バッテリー格納庫を外してみよう。

これは、前回やったバッテリー交換法のレクチャーと一緒です。

V125のバッテリー交換法

六角ビス5mmを外します。

V125のバッテリー交換法

このバッテリーボックスカバーを上に跳ね上げて外します。

決まって砂利や汚れが詰まっていて外しにくいので、マイナスドライバーかなんかでこじるのがコツです。

V125のFIランプ異常点灯解決法

外れるとすぐにバッテリーが露出しますが、このすぐ脇に白いコネクターが見えると思います。

 

V125のFIランプ異常点灯解決法

ツメを押して、キャップを外します。

V125のFIランプ異常点灯解決法

2極だけ端子が組み込まれいます。

この端子同士を繋ぎ、ショートさせるとモードに移行します。

V125のFIランプ異常点灯解決法

汎用の配線を用意し、両先端を剥いておきます。

V125のFIランプ異常点灯解決法

こうして差し込み、ショートさせます。

V125のFIランプ異常点灯解決法

ショートさせながら、スイッチをONにします。

V125のFIランプ異常点灯解決法

すると診断モードに移行し、FIランプがエラー点滅をして教えてくれます。

この点滅だと、2回点滅→3回点滅 を繰り返しているのがわかります。

エラーコードは、点滅回数の先頭に「C」を加えたコードになるので、「C23」がエラーコードになります。

マニュアルに照らし合わせると、どうやらフューエルカットセンサーの異常のようだ。

V125のFIランプ異常点灯解決法

早速、フロントカバーを外し、フューエルカットセンサーをチェックしてみよう。

フロントカバーの外し方は前回やった記事を参考にしてください。

V125のFIランプ異常点灯解決法

フロントカバー内を見て、この部分にフューエルカットセンサーが装備されています。

V125のFIランプ異常点灯解決法

ありゃ!?

よく見ると、UPPERマークが逆さまですね。

どうやら、このV125ユーザーさんは電装系パーツを外し、すべてのコネクターにグリスアップをするメンテナンスを行ったと、後から聞きました。

その際に、カットセンサーの取り付ける方向を上下間違えたようです。

V125のFIランプ異常点灯解決法
V125のFIランプ異常点灯解決法

正常に取り付けるとこうなります。

これで、すんなりエンジンは始動。

んー なんか、直ったのはイイコトなんですが、胸にモヤモヤ感が残りました。

さー!どこに不具合があるんやろか~ と少し楽しみにしていたところがあったので、肩透かし?かな?w

なんかねー 難しい故障を見つけ出して直した時ってドーパミンが出るんだと思う。

あれってクセになるんですよね。

ユーザーさんに説明したら、思い当たることがあったようで、「あー!なるほどー!」と嘆いておりました。

今回のケースはちょっと特殊でしたが、もし、警告灯が出て、自分で直すのはちょっとハードル高いなー ってユーザーさま、一度、ガッチャにご相談下さいませ。

ではでは。

今回の記事はどーでした?

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