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キーキーキー!金属音で走らなくなったトゥデイの駆動系トラブル修理
今回は珍しいモデルケースです。
ご依頼のお電話は、「キーキーキー!みたいな金属音と共に、タイヤ・ホイールが回らなくなって、あげくエンジン不動になってしまった。」との症状。
正直、イヤな予感はありました。
オイル交換が、もし、サボり気味であれば、ひょっとして焼付きの可能性も低くない。
ただ、クラッチが焼けた時や、リアホイールのギアが粉砕した時にも、そんな金属音が鳴ったりします。
電話口でも経験値から、どんなパーツが必要になるか、けっこー考えましたが、ひとまず、クラッチ一式とプーリー、ベルトを持って現場に向かうことにしました。
車種は、トゥデイ(AF67)なので、比較的に中古パーツも豊富に在庫してありますので、助かりました。
場所は都内のまんま道路。
246でも、停めやすい場所で良かったです。
さっそく、バラしてみます。
クランクケース開けてびっくり。
クランクシャフトナットが緩んでいました。
手回しで取れちゃいました。
こりゃ、金属音も鳴りますなー
お客様に聞けば、ちょっと前にベルト交換を、バイク屋さんに依頼してやってもらったみたいです。
その時に締め方が緩かったんですね。
問題は、ナットが緩んでいたせいで、横滑りしちゃったもんで、スプラインが潰れちゃったわけです。
こうなると、プーリードリブンが取れないんです。
スプラインの通りにドリブンが差し込んであるぶん、出口側でスプラインが潰れると、閉じ込めちゃうわけですね。
そこで、こんな引き抜き工具のギアプーラーを使ってドリブンを引き出します。
ちょっとピントが合ってないのですが、スプラインが潰れてしまっている様子です。
ボスは取れませんでした。
プーリーがイカれてると、ムリにでも引き抜かないとなりませんが、ま、今日はそのままそっとしておきましょー。
ベルトも傷だらけになっていたので、念のため、交換し、組み込み完了。
この状態で、確認はできますので、エンジン始動して、ぶん回して貰って、確認もOK。
あとは組み上げて試乗確認ですね。
ブルルーン!
って調子良さそうに加速していたので、バッチリですね。
どうやら、週末はウーバーでがんばってる若者で、原付きは仕事で必要なモノ。
都内のど真ん中では、この原付がほんとーに便利なんですよねー
まして、こんな暑い梅雨は久々ですし、35度にもなるよーな都心ジャングルは、チャリ配達より効率イイですからね。
ガッチャは働くひとの味方です。
また、故障したら、ご一報下さいませ!
がんばって稼いで下さい。
今回のご依頼:東京都港区 駆動系修理 22,000円