ずっと乗っていなかった愛車に久々に乗ろうとして、エンジンがかからないケースは、イヤなモノでしょう。
わたし個人的には、バイクを放置してしまった経験はありません。
なぜなら、乗るから使う。
乗らないなら不要。
なんにしても放置は良くない
ハッキリした性格もあり、しょーじき、原付を放置してしまうユーザーが、これだけ多いのは、いつもびっくりします。
もちろん、寒くなると乗りたく無くなるでしょーし、セルが効かなくなりキックオンリーになれば、めんどっちくて遠ざかる気もわからなくないです。
しかし、物理燃料をエネルギーとして走っているバイクは、やはり、放置するコトで燃料自体が劣化するコトもありますし、最も良くないコトは確かです。
まして、キャブレターという古典的な機構を採用している、今回のスペイシー100などは、下手すると1ヶ月放置でもエンジン不動になるケースもあります。
今回の草加市のお客様は、2年放置です。
なかなかの年数ですね。
お引き上げする時にだいたいの程度は見るのですが、ガソリンの腐った匂いがぷーんとします。
キャブ内のガソリンが腐ってるんですね。
工場に引き上げをして、まずは、キャブ清掃。
4ストは、オイルが回っているようなコトがないので、腐り方によっては金属を侵食している時もあります。
ゴム類もメケメケの可能性もあるので、注意が必要です。
消耗品等も一通りチェックし、エンジン始動確認。
ブーン!ブーーーーーーン!
どーも、中高速域の吹け上がりが悪いっすね・・・
しょーじき、予算もありますので、どこまでもやるわけには行きませんので、ま、あとは乗っているウチにコンディションを上げて貰おう作戦で行きます。
あとは、エンジン回りのスチーム洗浄。
これは大事な工程です。
なにせホコリがスゴイですからね。
電装系の大敵です。
一通りやり終えたら、試乗テストをして、納車となります。
少々お時間をちょーだいしてしまいましたが、しっかりとセル一発で始動するよーになり、満足のお客様でした。
ありがとうございました。