ブーーーーン チカ(信号赤)ぶるんぶるん ストン。。。
文字で表現、むずかしーわ!
信号待ちになると、エンジンが落ちてしまう現象って、誰しもが経験があるのではないでしょーか?
つまり圧縮比低下という原因
実は、この現象、様々な原因があって、ひとつに限定するコトはできません。
単にアイドリングが低い場合もあります。
ただし、アイドリングが低くなってしまった原因がどっかにありますので、アイドル調整をするのは、最終手段です。
それが、テクニカルサービスの考え方です。
街のバイク屋さんとの差と、言ってもイイと思います。
より、困難な複雑な修理を承っています。
中古車を売りながら直しているトコロが多いのですが、売り場面積を確保しなければならず、お預かり修理とか、ひじょーにやりたがらない傾向にあります。
他店で買ったバイク修理お断り現象が、これに当たります。
お店に、1畳のスペースがあるとします。
ココに、中古車を展示し販売に至ったら15万円抜けるとした場合、2万円にしかならない修理車を置くより、13万円の有効利益が生まれるわけです。
もちろん、中古車の場合、長期在庫となる場合もあるので、ある程度の期間を設定し、期間対損益率を考えないとなりません。
例えば10日までは利益率100%で、20日を過ぎたら50%とか。
そんなん考えてるバイク屋、見たコトないけどね?
車の中古車屋さんは、そーした考え方で回しています。
そして、ガッチャは、利益率を最優先で考えなければならないトコロが、出張修理サービスですから、面積なんかではなく、時間です。
いかに、そのトラブルを取り除くのに最短で遂行できるかがカギです。
今回ご依頼のズーマーですが、現場は、世田谷246沿い。
うるさいっす。
車がビュンビュン走っているので、びみょーなエンジン音が聞こえない。
ポンプの音が聞こえない。
音って重要っすね。
まず、フィルターを見ますが、しっとりしていますね・・・
これはオイル戻りが起こっていると判断できますので、イヤ~な予感がします。
もちろん、もうオイルが浸透してしまったら使い物になりませんので、新品交換をしますが、オイル量はとゆーと、ほっとんど入っていない。




やはり、一緒に燃焼しちゃっている感じですね。
プラグも当然ながら汚れているのですが、トラブルが信号待ちのエンストとゆーコトもあり、わざわざ付いているイリジウムプラグを外して標準に替えて、改善するとは思えなかったので、既存を掃除して再装着。
経験上、イリジウムプラグの始動性はサイコーです。





キュルキュルキュル でかかっていたエンジンが、キュル でかかる経験を何度もしていますので。
とは言え、エンジンシリンダーとピストンリングに問題ありですから、つまり、圧縮比が下がっており、オイルも燃焼しちゃっているとゆーコトになりますから、現状でこれ以上の改善は望ません。
ユーザーにも納得して頂いて、今後はオイル量を定期チェックするお約束と、お金をかけずに、騙し騙し乗るコトにして頂きました。
他にも、ブレーキ戻りが悪いとゆー事例もありましたが、これは、ブレーキアームのシャフト部に注油ですんなり直しておきました。
おそらく、ブレーキシューが社外パーツで、アームシャフトに回転部分に経たりが生じているのが、原因ですね。
ただ、このタイミングでリアホイールを外すのは得策ではないので、それはまたの機会に。
スッキリしない状態ですが、コストのコトも考えると、現場でできるコトはココまで。
次の現場に行きたいと思います。