今回のご依頼は古いバイクです。
スーパーディオという、今はなき、2スト原付バイクなんですが、よく売れた型なんです。
今の若い人はもう知らない世代になったでしょうか。
スーパーディオだとか、ライブディオだとか、スマートディオだとか、ホンダが命名した愛称名では、通じなくなって来ましたね。
つまり、これ、メーカー自体が付けたあだ名です。
正式名称は、ディオ(AF27)です。
古さもあってか、オイルタンクからオイルが漏っていること、それ自体でもお客さんはびびっちゃうでしょう。
でも、タンクから漏ってても、焼き付くことは無いので、ご安心を。
とは汚いのがイヤですよね。
そんな清掃も我々のお仕事なので、汚な仕事もどーぞご依頼くださいませ。

ただ、気になるのは、20km/h以上出すと振動が出て、加速が怖い。
とのことなので、こちらの方が問題です。
現場では、ひととおりバラします。
駆動系をバラしても、正直、振動を起こすような原因が見当たりません。
これは、工場に持ち帰って徹底的にやる必要性があるなー とお引き上げを上申いたしました。

よく驚きになられるのですが、ここまでバラすんですねー!
とお客さんに言われます。
ブログなどで自分の原付バイクがバラバラになってるのを見るのは新鮮でしょうし、しっかりと整備している裏側が見れるのが安心!という声も多く頂きます。
ほんとは全車ブログ化できればイイんですが、ちょっとそこまで時間が割けないということもあり、特徴的な修理車のみとさせて頂いておりますが、なるべく多くの車両をご紹介できるようがんばります。
バラして、まず、アクセルケーブルの動きが悪いことが判明。
すぐに中古品を探し、交換する運びとなりました。
アクセルケーブルの戻りが悪い現象は、命に繋がりますからね。
もし、アクセルが戻らなかったら歩行者に突っ込んでしまうことも考えられますよ。
恐ろしてくサブイボですな。
このブログを見ているユーザーで、動きが悪いユーザーさんが居れば、すぐに交換が望ましいですよ。

中古パーツは、こうした連休中の修理作業に助かるんですよね。
パーツ屋さんがやっていなくても、すぐに直して納車できますし、お客さんは、バイクを休み明けから使用できますからね。
いわば、数日掛かる新品パーツ交換を行うより、中古パーツを使ったスピード修理の方が、何倍もの価値がある。
とガッチャは常日頃考えております。





次にオイル漏れです。
まずオイルを抜きます。

原因はわかっていて、オイルセンサーからの漏れです。
つまり、オイルセンサー以下の容量では漏らないわけで、焼付きが防げるとはこういう意味なんですね。
これ、直し方があるんですが、企業秘密なんで教えません。
オイル漏れのあとの、汚れ掃除は・・・過酷なモノです。
ちょっとご紹介できるようなキレイな仕事ではありませんので、割愛させて頂きます。w
そして、問題のある一定になると出る振動ですが、オルタネーターを留めるナットの緩みでした。
大した緩みじゃないのですが、その振動が、エンジンカバーと共振して、樹脂カバーがブルブルとうるさかったのが原因です。
なかなか現場では直せないことも多いもんです。
やはり、持ち帰り修理も大事ですね。
今回のご依頼:埼玉県越谷市 総合メンテナンス 35,000円




