バイクの場合、機関がむき出しというコトもあり、異音がする系のご依頼も多くあります。
気にすると、エンジン音の中にいろんな音が混じっています。
例えば、大まかに分けて、排気音と金属音、そして、ビビリ音という振動音です。
異音のするビーノの原因は!?
今回のご依頼は、お電話では判断が付かなかったので、排気音と金属音に当たりをつけて、マフラーなども用意。
現着して聞いてみると・・・ む・・・
ガラガラと明らかに金属音ですね。
そこで、クランクケースカバーを開けてみると、一目瞭然。
クランクシャフトのナットが緩んで、ドライブフェイスが遊んでしまって、キックギアに干渉している音でした。
これは、クラッチスプリングの破損による振動が、プーリー側に影響したモノと考えられます。
キックギアを使い過ぎている場合にも起こりやすい現象なので、注意が必要です。
端的には、このナットを締め付ければ直るのですが、もはや、シャフトのネジ山がナメてしまっているのが難点です。
キックギアと干渉しないよーに、ワッシャーなどを絡めてしっかりネジ山が利く位置で、締め付け完了。
少し不安要素はありますが、これ以上こねくり回してみて、イジめてもイイコトはないでしょうから、良しとしましょう。
この寒さで、外の現場仕事ですから、お客さんにとってもツラいでしょうね。
わたしはムダに新陳代謝がイイので、だいじょぶですけどw
寒いなか、今回はありがとうございました。
今回の修理データ
エリア:東京都・調布市
バイク:ヤマハ・ビーノ2(SA10J)
トラブル:エンジン異音
作業時間:約25分
作業難易度:★★☆☆☆