原付スクーターに乗っていると、カラダに触る一番広い部分がサドルシートということになると思います。
その他にはグリップだったり、足を乗せるステップだったりしますが、それほど重視されませんが、サドルシートはお尻を付けるということもあり、そこは重要視されます。
例えば、いたずらによりザクっと切られた経験ってありませんか?
わたしはあります。
個人的に乗っていたバイクのシートが、なぜかカッターで切られました。
不快です。
日本ですから、一週間に一度は雨が降ります。
その翌日なんて、地獄ですよね。
まして通勤で使われている方だと、スラックスやスカートに雨水が滲みて来るなんて、不快以外、なにものでも無いですよね。
すぐにシート張替えをすればイイんでしょーが、そーゆー思考になる人はそうそう居ないでしょう。
まず真っ先に思いつく利用したいアイテムは、被せ型のサドルシートカバーを購入し、自分で被せるコトでしょう。
ネットでもすぐに見つけることができます。



汎用のモノも無くはないですが、その車種専用で縫製した、ちょい高めの素材を使ったモノも存在します。
ちょい高めだけど、被せた感じはどんなもんなのか!?
と試したみたのが、今回の企画です。
明らかに安いモノ、んー 2000円以下で買えるようなモノは対象外で、4000円近くするタイプを試してみました。
国産をうたっており、つまり、国内縫製ということで、その車種専用設計で売られています。
今回の個体は、スーパーディオ(AF27)とライブディオ(AF34)で試してみました。

まず、被せタイプでもキレイな仕上がりにするには、シートに空いた穴を、多少カッターで切って丸く広げちゃうことです。
そうすることで、めくり上がりが無くなるので、表面がキレイになります。

今回購入したのは、「HONDA」とプリントされた明らかにしっかりした素材のサドルシート表皮だ。
3000円は裕に超えるモノだ。






ゴム入りなので、サドル裏側でしっかり絞り込ませることができるのが特徴だ。

どうだろう?
かなりキレイな部類に入ると思う。
たしかにうっすらとシワが見えるが、これを炎天下に数分置いておくと、ピっと伸びてアイロン効果でぴっちりとしてくるのだ。
まるで張り替えたようにキレイになった。
続いて、ライブディオで試してみよう。

こちらはバッテンに切られています。
ふざけたことしやがって!
こんなことして、なにが楽しいか・・・日本人なんてぜんぜんマナーなんぞ良くないと思いませんか?
そんなこと言ってるのは、キレイな部分しか見れていない上の人の意見ですね。
現場や末端、地べたな日本人はこれが実情です。

こーゆー場合は、もう、ここまで切っちゃう。

この黒い古いカバーを全部切っちゃうと黄色のスポンジ部分が外れちゃったり遊んじゃったりするので、このぐらい残しておくとイイと思います。

被せタイプをハメてみます。
それこそ、引っ張って被せるだけなので、1分掛かりません。






いかがですか?
明らかに安もんとは違うでしょ?
もちろん、黄色のスポンジ部分まで劣化している場合は、もうシートごと交換になるわけですが、表皮だけであれば、被せタイプでも十分ですよね。
ただし!
この被せタイプは、ゴム入りになり、このゴムがシート裏で邪魔になり、シートロックが掛かりにくくなったり、シートが開けっぱに出来なくなったり って支障は出ます。
これは、後付パーツのデメリットでもあります。
そこまで気になるユーザーは、ガッチャにシート張替えをご相談頂ければと思います。
気にならんかったり、急いでいる場合は、この被せタイプで十分でしょう。
ネットを探れば、いろいろとタイプがありますが、質と価格は比例していますので、高いモノほど、表皮がしっかりしていると考えてイイと思います。
ご自分に合ったモノを購入して試してみて下さい。
ではでは。