今回外すのはこちらです。
2スト原二の軽快さは乗った人にしかわからないかも知れませんね。
今更2スト原二を買い求めようとするユーザーもおられないでしょうし、このままソフトな時代になって行くのでしょうね。
ちょっと寂しい感はあります。
とは言え、今も残る2スト原二をしっかりメンテナンスして市場に残して行くのも、我々、メンテナンス業社の役目だと思っております。
今回作業する、このアドレス110(CF11A)もファンが多くおります。
特徴として、アッパーカバー部に、ちょっとしたぷちスクリーンが付いているのがわかります。
このぷちスクリーンが、60km/hを超えると大きいんですよ~
高速巡航時、ヘルメットの上部を叩くような風が来るもんなんですが、それを回避してくれるので、それだけでも安定性が増します。
飾りじゃないんですよね~
そのアッパーカバーから、スクリーンアッパーの2ピースを脱着してみたいと思います。
2ピースになってる?
と、ちょっと不思議になるかも知れませんが、分解を見て行けば納得してくれると思います。

まず、インナー側の2本の#2プラスビスを外します。


すると、アッパー部のフロントアッパー部だけが外れます。
これが2ピースになっていることです。
なんでこんな面倒なことをするんだろーと思っていましたが、スクリーンは当時、ロングタイプのスクリーンもオプションであったもんで、どちらにでも装着交換できるような作りになっているわけです。

次に、スクリーンアッパー部を外して行きます。
#3プラスネジを4本外します。
これ、ネジがいっぱい見えますが、あとのネジはスクリーンをアッパーカバーに留めるネジになります。






今回外すのはこちらです。

少しマイナスドライバーでこじるとイイですね。
この部分からセパレートになっています。






ある程度開いたら、あとは手で押し広げてみて下さい。

この穴めがけて、真上からハマるツメ形状になっています。

メーター上からスクリーンごと、ぼろんと外れました。

これで離脱しました。
もし、スクリーン交換の際は、アッパーカバーと共締めとなっていますので、カンタンに交換できるでしょう。
このアッパーカバーが装着されるサブフレームはハンドルから溶接されており一体です。
もし、事故などで曲がってメーター上が開いてしまった場合はハンドル交換となり、痛い出費となります。
せめて交換可能になっていればイイんですけどね。
ではでは。




