
今回は、裏技系マニュアル。
機械メンテナンスは、どー適切な工具を使ったにしても、不慮のトラブルに遭遇します。
その筆頭として、舐めネジトラブルがあります。
その中でも多い、ブレーキ液補給口のキャップ、マスターシリンダーキャップのバカねじを取る裏技を紹介致します。
バカねじは、回さずドリルで揉め!
今回のメンテは、ねじ頭を舐めてしまった場合の対処法をやるッチャ。
原付メンテで、ちょいちょい遭遇する、ブレーキ液補充時に、ネジを舐めちゃった!ったケースッチャ。
そーそー、よくやっちゃうんだよねー
ブレーキ液の補給口だから・・・つまり、マスターシリンダーって部分?
マスターシリンダーキャップのネジは、M4と言われる規格のネジで留まっていて、バイクのネジとしては小さいモノで、また、錆びやすいネジなんだッチャ。
そりゃ、舐めやすいじゃん。
なので、錆びたネジを回そうとして、ネジ頭を舐めちゃうケースが多いってコトなんだッチャ。
今回の作業で必要な工具は、
- プライヤー
- ドリルドライバー
- 4~5mm鉄工用錐(キリ)
- プラスドライバー#2
まずは、舐めてしまったマスターシリンダーキャップのネジを確認してくれッチャ。
このネジ、プラス頭がちーこくないっすか!?
当然のごとく、どの個体もサビ傾向にあるから、こーした舐めトラブルは大いに考えられるッチャ。
そこで、まずは、ドリルドライバーに4~5mmぐらいのキリを付けてくれッチャ。
考え方として、舐めたネジは絶対にまともには取れないので、ネジの頭をドリルで揉んで、頭を無くしてしまえばイイんだッチャ。
マスターシリンダーキャップ自体を傷つけてしまっては、本末転倒になるッチャ。
けど!ゆっくり、ゆっくり・・・ って進めれば、イケるね!
ケガもあるから、慎重にやってくれッチャ。
2本のネジ、両方ともしっかりと頭をイジめたら、こーしてプライヤーでキャップを挟み込んで、斜め方向にこじるよーに持ち上げてみるッチャ。
すげー 取れるもんなんだねー
すべてを外すと、ネジの高さが稼げているのがわかるはずッチャ。
これだけネジ山が出ていれば、プライヤーで挟んで回せばイイってコトかー!!
こりゃ~ 目からウロコってヤツだ。
頭が潰れたネジは諦めるコトはないんだねぇ~
これで、汚いブレーキオイルを交換できるね!
決まって、凄まじく汚れているもんだッチャ。
よーは、メンテナンスをしてないって証拠だからッチャ。
これで、ブレーキメンテした後は、キレイな新品ネジに入れ替えればOKってわけね。
鉄のネジだと、また、数年後に同じ目に合うからッチャ。
今回はホンダ・ディオを題材に紹介したけど、これ、ヤマハもスズキも基本的な方法は一緒だッチャ。
ネジを締め付ける時に、パッキンが入っているから、そんなにギューギュー締めなくてもフルードは漏って来ないので、軽くギュっと締めるのがコツッチャ。
レクチャーまとめ
- 今回のメンテレクチャー:マスターシリンダーキャップのネジが舐めた場合の裏技
- 対応:主要メーカーすべての原付バイク
- 作業時間:15分
- 作業難易度:★★★☆☆